
法人様のマフラーDPRの洗浄依頼があり、入庫しました。
3ヵ月点検時にDPR差圧点検を実施し、数値が高くなっていた為、予防整備での入庫になります。
DPR洗浄前に診断機にて各数値点検しました。
まずは燃料系統から
インジェクター補正値
① 0.98mm
② -0.20mm
③ -0.59mm
④ -2.16mm
⓹ -0.59mm
⑥ 3.73mm
マフラーDPR差圧
アイドリング時 0.8kpa
1,500RPM 1.6kpa
アクセル全開 6.5kpa
次は脱着・分解点検

SCRの溶損は見られなかったのでそのままDPR洗浄で行きます。
薄茶色の灰が出てきました。

DPR専用洗浄機にて2つ日間念入りにバブリングし、水温上げてアッシュ(灰)を溶かしやすくします。
プロフィアはアッシュ(灰)が抜けにくく、時間をかけて約2日日間バブリングです。
洗浄後、組付け&車体へ取付
試運転した後診断機にて再計測点検いたします。
インジェクター補正値
① 2.16mm
② -0.98mm
③ -0.98mm
④ -0.59mm
⓹ -0.98mm
⑥ 1.76mm
マフラーDPR差圧
アイドリング時 0.6kpa
1,500RPM 1.5kpa
アクセル全開 4.4kpa
DPRの差圧が改善され納車になりました。
突然のエンジンチェックランプ点灯でレッカーになってしまい大きな損害になる前に予防整備は非常に大事です。
運送会社様でマフラーDPRの状態など診断だけでもお気軽にご相談ください。
問診から原因の追究を診断いたします。