日野 プロフィア DPR予防洗浄 E13C

法人様のマフラーDPRの洗浄依頼があり、入庫しました。

 

3ヵ月点検時にDPR差圧点検を実施し、数値が高くなっていた為、予防整備での入庫になります。

 

DPR洗浄前に診断機にて各数値点検しました。

 

まずは燃料系統から

インジェクター補正値

 

① 0.98mm

② -0.20mm

③ -0.59mm

④ -2.16mm

⓹ -0.59mm

⑥ 3.73mm

マフラーDPR差圧

アイドリング時  0.8kpa

1,500RPM    1.6kpa

アクセル全開     6.5kpa

次は脱着・分解点検

SCRの溶損は見られなかったのでそのままDPR洗浄で行きます。

 

薄茶色の灰が出てきました。

DPR専用洗浄機にて2つ日間念入りにバブリングし、水温上げてアッシュ(灰)を溶かしやすくします。

プロフィアはアッシュ(灰)が抜けにくく、時間をかけて約2日日間バブリングです。

洗浄後、組付け&車体へ取付

試運転した後診断機にて再計測点検いたします。

インジェクター補正値

 

① 2.16mm

② -0.98mm

③ -0.98mm

④ -0.59mm

⓹ -0.98mm

⑥ 1.76mm

マフラーDPR差圧

アイドリング時  0.6kpa

1,500RPM    1.5kpa

アクセル全開     4.4kpa

DPRの差圧が改善され納車になりました。

 

 

突然のエンジンチェックランプ点灯でレッカーになってしまい大きな損害になる前に予防整備は非常に大事です。

運送会社様でマフラーDPRの状態など診断だけでもお気軽にご相談ください。

問診から原因の追究を診断いたします。