今回のマフラー洗浄で入庫したトヨタのダイナです。
平成31年式
型式:TKG-XZC605V
エンジン:N04C
走行距離:196,149km
弊社のホームページにてでのご来店入庫です。(福岡市内)
ありがとうございます。
問診して、走行中100km程で手動再生ランプが頻繁に点灯し、再生時間も40分かかるのことでした。
次に診断機にて数値を見ていきます。
まずはインジェクターから噴射補正値見てみます。
※診断機BANZAI NST-3000使用
全然問題ない数値でした。
次はマフラーの差圧計測します。
マフラーの差圧アクセル全開時の数値です。
MAX18kPaかなり数値が高く、つまり判定でした。
ちなみにマフラー関連でのエラーコードはありませんでした。
次に分解点検です。他に原因があるか更に点検します。
分解して点検してみると手動再生が頻繁に点灯する原因がほぼ確定しました。
※マイクロスコープで確認
画像にある写真はDPRマフラーの前に排気管インジェクターが備えられています。
この排気管インジェクターはマフラー(DPR)燃焼(再生)するときに温度を上げる燃料噴射装置になります。
排気管インジェクターが詰まることで温度を上げる燃料が噴射されずマフラーの(DPR)温度が上がりません
つまり、DPRの灰(アッシュ)が燃えず、蓄積されて詰まりの原因になったと考えられます。
排気管インジェクター交換と周辺清掃することになり、分解しました。
排気管インジェクター部分です。
壁ができるほど詰まっているのがわかります。
こちらが車両側です。
中身清掃してインジェクター取り替えました。
十分に洗浄して組み上げます。
※写真が撮れなかったので一部割愛してます。
スミマセン・・・。
組み上げてから診断機にて強制再生します。
順調に温度が上がっていってます。
※診断機 Gスキャン3使用
燃焼温度はMAXで735℃まで上がりました。
燃焼には問題ありません。
ある程度温度を下げて再度差圧点検します。
アクセル全開での差圧です。
基準値以下まで下がり納車になりました。
マフラー(DPR)が詰まる原因は色んなパターンがあります。
気になる点があればお気軽にお問い合わせしてください。
問診して原因を絞り出します。
洗浄や取替の場合での概算見積だけでも構いません。
おかげさまで県外からの問合せも増えています。
突然のマフラーのトラブルで休車を減らしませんか?