3月18日に投稿しているファイターのDPRフィルター交換の車両で、その後自動再生が入らなく、手動再生ランプがすぐ点灯するとのことで、再入庫しました。
平成19年式
車種:三菱ふそう ファイター 型式:PDG-FK62FZ エンジン型式:6M60
再度、排気シャッターバルブ、DPR温度センサー、差圧センサーなどアクティブテスト実施
診断機上では問題なし、考えられるのはDPRフィルターの不具合か、インジェクターと考えられますが、汎用の診断機では正確な診断が出来ないため、三菱ふそうへ持込ました。
点検結果はインジェクターの交換を勧められ、一旦引き取り、自社でのインジェクター交換することに。
インジェクター交換後、納車
数日後、お客様からの連絡で、DPRの自動再生がまたもや入らないのことで再入庫
原因が特定できず、再度三菱ふそうへ
点検では、次に考えられるのはターボのガタつき点検
ターボからインタークーラーへのホース内にエンジンオイルが回っていたのでターボ交換と、インタークーラー内部洗浄することに。
再度、排気シャッターの動き、差圧点検温度センサー
強制再生など実施、
燃焼も15分正常終了
温度も650度以上で問題なし。
様子見で一旦納車しました。
数日後、DPRの自動再生が入らないのことでまたもや再入庫
今度はすぐにふそうへ持ち込んで点検結果は可能性低いですが、ECUコンピューターの書き換え実施
後、DPRフィルターの不良の可能性があるため補償交換することに。
交換後、納車して様子見てもらうことに。
またもやDPR自動再生入らず、手動再生が点灯するのこと、
ドライバーさんが排気ブレーキが弱い感じがすると言うことで
再度、ふそうへ持込んでダメ元で排気シャッターバルブ交換とPCVバルブASSY交換することに。
交換後、数日してから確認してみると自動再生が正常になったのことで原因は排気シャッターバルブの走行中の動きが鈍かったのが原因でした。
更に数日後、DPR自動再生が正常に働き今の所問題ない感じで経過を見ていきます。
三菱ふそうの方から詳しく聞くと、走行中の排気シャッターバルブ開閉で、第1ラインド、第2ラウンドのマフラー温度調整が入り、自動再生が入るのことで、走行中の開閉がうまくいかず、自動再生が入らないというトラブルになっていたようです。
今までの経験では初めての内容だったので、非常に勉強になりました。