キャンター 4P10 DPF マフラー詰まり 洗浄

今回のマフラー洗浄依頼はオークションで落札された ふそうキャンター積載車

初度:平成29年5月

エンジン型式 4P10 走行33,527km

 

お話を伺うと、落札した後に、マフラーDPFの手動再生が点滅、走行中パワーが出ず速度が40kmないくらいでした。

 

 

診断機にて各数値点検したところ、

インジェクター噴射補正値

1. 0.25mm

2.-0.18mm

3.-0.25mm

4. 0.18mm

 

特に問題無し

 

DPF差圧点検

 

アイドリング時   0.6kpa

2,000 RPM     3.9kpa

アクセル全開    31.7kpa

異常な差圧数値でした。

 

分解して洗浄に移ります。

 

分解して確認すると、酸化触媒にススが詰まっているのがわかります。

 

水通ししてみます。

水通確認してみると真っ赤なアッシュ(灰)が沢山流れ出てきました。

 

バブリング洗浄に移ります。

速度が出ないほどDPFの詰まりでしたので、時間をかけて洗浄いたします。

 

実際2日間バブリング洗浄しました。

洗浄後のマフラーDPFの差圧診断です。

 

洗浄前のマフラーDPF差圧 31.7kpaから6.8kpaまで改善されました。

 

走行中の速度が出なかったので洗浄後、高速走行で試運転

 

問題なく走れました。

 

 

弊社のDPFマフラー診断は洗浄だけでなく、詰まる原因を追求し、燃料噴射系、吸気系、排気系すべてのシステムを診断した上で、機能回復を実現しています。

 

DPFマフラー、インジェクター、尿素系のトラブルにお悩みの業者様、お気軽にご相談ください。