冒頭の通り、エンジンの出力不足で
ご入庫頂きました。
蓋を開けてみると
インテークマニホールドにある
バキューム圧を取ってるパイプに
カーボンが詰まってました。
それにより、ターボが入らなくなり
出力不足を起こしていました。
インマニ廻りを分解して
カーボンを超音波洗浄して除去しました。
車両データ
日野 デュトロ
TKG-XZU710M
エンジン型式
N04C
その洗浄作業の中で、診断機を見ていると
インジェクターの数値が少し悪くなってきている?
まだエンジンのボタつき等、異常はありませんが
走行が20万キロ過ぎているのもありますので
予防整備としてクリーニングを実施させて頂く事に
←施工前の画像
噴射量補正量#1 -1.7
噴射量補正量#2 1.1
噴射量補正量#3 2.3
噴射量補正量#4 -2.0
燃料噴射量 9.9 ㎜3/st
弊社のインジェクター洗浄マシン
AICS(Act Injector cleaning system)
インジェクター洗浄中です。
←施工後のデータ
噴射量補正量#1 -1.6
噴射量補正量#2 1.2
噴射量補正量#3 1.7
噴射量補正量#4 -1.9
燃料噴射量 9.2 ㎜3/st
施工後、洗浄の効果で
補正量が 0に近づきました。
汚れが取れて、噴射のバランスが良くなりました。
燃料噴射量も減りました。
燃費の向上が期待できます。
定期的なインジェクター洗浄をする事により
インジェクターの高寿命化、燃費の向上
つまりは突発的な故障リスク、
整備費用、燃料費の削減が可能です。